日程…2022年2月6日(日)
会場…ビックレイクBコート
10:00 kick off
vs 大原SSS
前半 0-1
後半 1-0
PK 1-2
新型コロナの感染が蔓延する中、各学校では学級閉鎖や学年閉鎖、スポーツ団体も活動停止が命じられるなど開催が危ぶまれる中でもなんとか開催されたU-11サッカー選手権大会。
これまで練習を共に励み、予選を戦い抜いてきた仲間の一人がコロナの影響により欠場せざる得ないチームの状況。
共に戦ってきた仲間が出場できない状況をチームみんなが受け止め、理解し、この日は「出場できない選手のために戦い抜こう!」という意志で挑んだ一戦。
この一戦に勝って次に繋げることができれば、2回戦からは同じ舞台に立つことができる!我々にできることは出場できない選手の思いを背負い、全力で戦い抜くこと。それがこの舞台に立っている者の責任だと。
初戦の相手は大原SSS。
前半から相手の特徴的な個人でのドリブル突破に苦しめられます。身長の高い相手FWの7番、テクニックを兼ね備えた9番・10番を中心にゴール前に押し込んできます。
狭い局面を打開してくる相手に対し、奪ったボールをなかなかフリーな選手に逃すことができずにいると、前半13分、DFの背後を突かれGKがカバーするも、押し込まれてしまい、前半を0-1で折り返します。
ハーフタイムでは、後半どのように戦っていくのか確認するとともに、家から応援してくれている仲間のためにまだできることがあるはずだと気持ちを高め、逆転を狙いに後半に挑みます!
後半も引き続き相手は狭い局面をこじ開けようと必死に攻撃に仕掛けにきます。それに対して、我々は奪ったボールをカウンターでいくのか、フリーな選手から攻撃を組み立てていくのか判断しながら攻撃を仕掛けていきます。
公式戦ならではの緊張なのか、トーナメント戦で負けたら敗北の恐れなのか、人工芝のピッチに苦戦しているのか普段できているプレーが表現できていない様子。
そんな中でも奪ったボールを素早いカウンターで後半4分、同点に追いつきます!
なんとしてでも諦めない気持ちで流し込んだような1点。このまま勢いに乗って逆転を狙いたいところ。
その後も相手の背後にランニングを繰り返すキツい展開の中シュートチャンスまで持っていくことができるものの、ゴールネットを揺らすことまでにはいきません。
後半ラストは相手も残りの力を振り絞り、押し込んできますが最後まで集中を切らすことなく、1-1で試合を終え決着はPK戦に。
先行で挑んだPK戦。
1人目のキッカー、しっかりとゴール右隅に流し込み先制します。
SETA:⭕️ – –
大原 :- – –
相手のキッカーの1人目。コースが甘く一瞬、GKの手に触れるものの勢いに負けゴールネットに突き刺さります。
SETA:⭕️ – –
大原 :⭕️ – –
2人目のキッカー、コースは良かったものの相手GKの好セーブに阻まれてしまいます。
SETA:⭕️ ❌ –
大原 :⭕️ – –
相手の2人目のキッカー、こちらもGKに掠めるもののしっかりとゴールを決める。
SETA:⭕️ ❌ –
大原 :⭕️ ⭕️ –
後が無い展開の中、キッカーは今大会のキャプテン。しかし、緊張からかゴールを決めることができず…
SETA:⭕️ ❌ ❌
大原 :⭕️ ⭕️ –
PK戦1-2の末、初戦敗退。
なんとしてでも次に繋げて勝利を仲間に届けたかった試合。選手たちは最後まで諦めることなく戦い抜いてくれました。
PKを外した選手が悪いわけでも、決定機を外した選手が悪いわけでも、シュートストップできなかった選手、誰か1人だけが悪いわけでもありません。
選手だけでなくチームスタッフ全員が相手よりも何か劣っていた。それを受け止め練習に励むのみです。
予選を含め今回の県大会から多くの学びがあったことは間違いありません。諦めないこと、強い気持ちは人々を魅了し、自分達の持つエネルギーを大きくすること、サッカーができることが当たり前ではないこと、仲間のために全力で戦い抜くことなどサッカー以外の学びはこれからに必ず活きてきます!
サッカーが上手くなること、もちろんそれも大事です。でもそれ以上にサッカー選手として、人として必要なことをこのサッカーを通じて学び、サッカーでも私生活でも、そして将来のために活用していただきたいです。
応援していただいた皆様、寒い中ありがとうございました。皆様の熱い思いや応援は確実に選手の活躍の支えになったと思います!
引き続き、応援、サポートのほどよろしくお願いいたします。
また、この舞台に戻って来れるよう今日から努力してまいります!